強くなりたい、と・・・

ある日、小４の息子が「強くなりたい」と言い出した。
体力的な話かと思ったらそうでなかったので、
はっきり言わないけれどまあ学校で何か嫌なことがあったんだろうと思う。

強くなりたいと言うからには自身は強くないと思ってるわけで
で、「身近な人で誰のことを強いと思う？」と聞いてみた。
「その人の何を強いと感じるのだろう？なんでその人は強いんだろう？」と続けるつもりで。

お友達の名前が出てくると思っていたのだけれど、出てきた答えは
悩んだ挙句に「・・・かあさん。」・・・。

そうかー、母は強いかー。
ダメなところもいっぱいあるけどねー。
「どんなところが強いと思うの？」と聞いたら「心。」ときた。

うーん。
確かに柔和なイメージじゃないけどねー。
そうねー。
私が強いとしたら、それは何でも楽しんでるからかな。
文句言いながらも、めんどくさいと言いながらも、
やると決めたことは積極的に楽しむ様心がけてる、というか楽しい。
そして、そんな自分が大好き。というところか。

私も彼くらいの頃には、
やっぱりなんだか自信もなくて
あんまり何も知らなくて、
知らないことさえ知らなくて、
ぼけーっとしてたけど。
自分が「知らない」ということに気づいたときに
「知る」楽しさに目覚めたかな、私の場合は。
だから新しいことをするのは楽しい。
目新しく見えないものの中にも発見をしたりすると、楽しい。

・・・というようなことを逡巡して、
どう言ったらうまく伝わるかなーと唸っていたら、
いつの間にか問題提起した本人は夢の中。

まあ、そのうち自分で見つけるでしょう。