カタカナ言葉

前回、重なる時は・・・と書いたけれど、その後本当にめいっぱいになっていました。というか、割と今でもそうなんだけど、そういう状況に少し慣れてきました。慣れというよりは感じなくなったのか。

息子の口から出たカタカナ言葉に驚いたことが何度かある。

うちの息子が年中だか年長だかくらいの時に、ある日突然、マクロファージについて語りだした。
その頃はよく気管支炎をおこしていて、多分昼間の教育テレビの高等生物とかを視ていたんじゃないかと思うが、「マクロファージがね、・・・Ｔ細胞を・・・云々」
いくつか質問をしてみたが、ある程度理解しているようだ。
そんな息子に靴下をくるくるっと丸めて脱いで「赤血球！」といってみせたら大喜びでしばらくは彼の中で流行ってた。
同時期にはシナプスがどうとかニューロンがどうとかも言っていた。

そんな息子が小学２年になったとき、ニュースは連日中国産餃子の話題でもちきり。
登校途中、友達とじゃれて遊んでいるのを遠目で見ていたら、
「メタミドホス、ぶちゅーっ！」と言って指で注射の真似をしている。
同じ時期、買い物に連れて行くと、レトルト食品のパッケージの裏側をしげしげ眺めているので「何？」と聞いたら「中国産の原料のものがないかと思って」・・・。

別のある日、友達に「卵はあんまり食べ過ぎちゃ毒なんだよ」と言われて、「あぁ、コレステロールでしょ」
「コレ・・・何？」と聞き返され、
「コレステロールを下げるにはね、ディフェを食べればいいんだよ（※キューピー関係者ではありません）」
「・・・何それ。」怪訝な顔をされたのは言うまでもない。

今、マクロファージのことを聞いても殆ど覚えていない。
この先コレステロールは覚えているだろうが、多分メタミドホスは忘れるだろう。
でもきっと変わりにもっと何かインパクトのある言葉を覚えるに違いない。
彼の口からどんなカタカナ言葉が出てくるか、ちょっと楽しみ。